おはようございます。
爽やかな朝ですね。
少し郊外へ出て、
夜空を見上げました。
キラキラと瞬く満点の星空を見ていると、
この宇宙とは何か？
自分とは何か？
と思ったことはありませんか。
今日はそんなお話です。
【生きている本当の意味とは？】
私たちは、何故、今、ここで生きているのでしょうか？
誰もが疑問を感じた事がある問いだと思います。
これには回答があるのでしょうか・・
納税日本一の斎藤一人さんは「魂の向上」の為に生きていると言います。
生きていると、魂の向上の為に、必ず、問題が発生する。
「命」という文字は、分解すると、「一回 叩かれる」と書いてある。
だから、必ず、一回は嫌な事や問題が発生するそうです。
問題を解決しながら、魂を向上させて、
やがて仏の存在になるのでしょうか。
一方、仏教ではすべてのものが「仏で在る」と教えています。
ここで言う仏とは、大日如来（だいにちにょらい）に相当するものですが、
善人も仏で在り、悪人も仏で在るとしています。
曹洞宗の開祖、道元は、若い頃に、
この教えに対してひとつの疑問を持っていました。
「すべてが仏で在るなら、この自分もまた仏で在り、
既に自分が仏のそのもので在るなら、
修行によって仏になる等ということはないはずだ。
ならば、なぜ修行する必要があるのか」と。
とても鋭い問いです。
道元は、いろいろな人に会って、この質問をするのですが、
誰からも納得のいく答えを得る事ができず、
やがて中国へ渡ります。
そして、ある時、座禅の最中に、隣に座っていた修行僧が居眠りをしていて、
警索（けいさく）で叩かれ「大事な修行の最中に居眠りをするものがあるか！」と
叱られている言葉を聞いて忽然（こつぜん）と悟ったと言います。
しかし、その理由については、説明を省いています。
これについては２つの理由があります。
１．悟りというものは個人的な体験であり、
悟りそのものは普遍的なものであるにもかかわらず、
そこに至る切っ掛けというのは、
その人にとってのみ意味があるものだとするもの。
２．悟りは通常の思考活動を超越した意識状態である為に、悟っていない人には、
どのような説明をしたところでそれを理解させることはできないし、
既に悟りを体験している人には、説明をする必要などあるはずが無いと言う原則を、
道元は完全に理解していたからと言われています。
深いです。
私は20年位前に「悟りたい病」になり（笑）
修行に出ました。
その旅の途中で、悟ったと言われていた方に、
何人かお会いさせて頂き、
悟り方を伝授してもらいました。
きっと、同じようにすれば、
「悟れる！」と鼻息荒く実践していました。
かなりキツイ修行もたくさんあり
怪我も絶えませんでした。
しかし、一向に悟れず・・3年間・・
行き着いた答えは、
「悟り方のレクチャーを受けて、悟れるものではない」
ということ・・そして・・
「悟りは目指すものではないんだ」・・ということでした。
悟りにフォーカスするよりも
「その時、その瞬間を100%楽しむこと。」
そして、自分とゆっくり向き合う中、
「自分ができることで、人に喜んでもらえることを探すこと」が
人生で最も大切なのではないのかなと、当時は行きつきました。
何故、人は生きているのか・・
使命とは何か・・
それは・・
「怒って、泣いて、笑うこと。
人生を味わい、感動を体験すること」かもしれません。
使命については、長くなりましたので、
また、タイミングをみてお伝えいたします。
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